熊本地震

 熊本の地震発生から1カ月が経ちました。

被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 

 4月14日・・90を超えた両親を迎えての食事会の最中、みんなの携帯が一斉に警報音を発しました。

すぐにみんな身構えましたが、それ以上のことはできないまま大きな揺れがきました。

 幸い、ここ鹿児島は何事もありませんでした。

しかし、テレビが映し出す熊本・益城町の情報に、「これはたいへんなことになった」と熊本の人たちを案じました。

 

 翌日のお昼頃、益城まで救援物資を積んで走るという若者が工場まで来ました。

最近まで熊本に居住して知り合いも多いとか。とりあえずできるだけ多くの水を彼の車に積み込みました。

 午後には、支援の修理用パイプ類を積み込んだ4tトラックで熊本まで走るという若者が来ました。

東北大震災のときも走ったという彼のトラックにも水を積めるだけ積みました。

 

 彼らが熊本に着いたころ、さらに強い本震が熊本を襲い、当地の防災無線も震度5弱を伝えました。

彼らの身を心配しましたが、無事に品物を届けて戻ってきてくれました。

被災者にすごく喜んでもらったという報告もうれしかったけど、何より若い彼らのすばやい行動力がうれしかった。

 

 しかし、本震が起きた日から、ほとんどの運送業者が熊本への荷物を受け付けなくなりました。

そんな中、K運送が自社の営業所が被災したにもかかわらず、その後もずーと、各避難所まで水を運んでくれました。

本当にありがたかった。

 

 そして、5L箱を製造しててよかったと思いました。

のちに聞いた話ですが、いろんな場所で使い勝手がとてもいいと評判だったようです。

 

日が経つとともに、緊急を要する飲料水不足は解消されたようですが、生活用水にはまだ不便をされているようです。

これからは様々な分野で継続的な支援が必要です。